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speedy Graphito

スピーディ

・グラフィト

アーバンアート界の巨匠

作品の購入は受注製作のみとさせて頂きます。作風は本ページ下部の作品を参照下さい。日本でのウォールアート製作やイベントに関してもお問い合わせ下さい。

©️Grégoire Bodet

訳:平凡なやり方でイメージの複製だけをするのは意味がありません。我々アーティストは個人であり、個性を作品に取り入れなければならないんです。

私はスピーディ・グラフィト。絵画・彫刻両方そして動画などを制作する造形/視覚芸術家です。子供の頃は毎日自分の部屋で描いていました。職業を決めなければならなくなった時、進むべきは明らかに芸術の道でした。芸術学校ではテクニックは教えてもらえますが、自分のスタイルを持つようには教えられません。自分自身のスタイルというのは何かを始めて初めて手に入るものです。私にとってアーティストとは生活の一部でなければならないので、絵の方に進みました。なぜなら私たちが道を歩いていているだけで広告だろうが何であろうが絵(イメージ)には必ず出くわし、私たちの目に飛び込んできます。私はそれら全てのプロバガンダなイメージ、またすべての人々が見慣れているアイコンを使って、それらを違うシナリオに(例えば詩的なものなどに)変えたいと思っています。

私の基盤はモダンアートですからモンドリアンやピカソの創意工夫、ダリの芸術家自身が芸術作品であるという側面にも魅了されました。そして私は私自身の人生にヒントを得て、私の見た物すべてを作品の中に融合しています。私は自身が世の中のフィルターであり、私自身の見識を持って翻訳しているのだという感覚を持っています。

今日私たちは多くのイメージと共に生活をしていますが、私が好きなのは簡単には理解し得ない、一目見て全てが見えるのではなく徐々に発見できるような絵が好きです。私はいつもたくさんのキャンバスに囲まれています、多分空虚感が怖いのかもしれません。私は常に色の配分とリズムを意識して絵の構成に取り組み、構築の段階でさらに抽象化します。絵の意味は、後でイメージを選ぶ時に必然的にそれらの物語から現れて来るのです。

私は『これが ”スピーディ・グラフィト”であり、彼らしさなのだ』と言われてひとつのスタイルに閉じ込められたくありません。私は自由や新しさ、自分を探し再発見することが好きで、それが私の動力です。
芸術を創造することは私の生き甲斐であり、そのために自分が存在していると思えるのです。

Urban Queen ©Speedy Graphito

La Saint Famille ©Speedy Graphito

Re Revolution (2020) 200x440cm ©Speedy Graphito

La Vague de Hokusai 2015 130x197cm ©Speedy Graphito

 

Gabrielle 2021 130x180cm ©Speedy Graphito

Mona (Fevrier) ©Speedy Graphito

Mona (Octobre) 2021 81x65cm ©Speedy Graphito

©Speedy Graphito

A Contre Courant 2021 150x225cm ©Speedy Graphito

Mona (2021) 81x65cm ©Speedy Graphito

Mona (Avril) 2021 81x65cm ©Speedy Graphito

©Speedy Graphito

アーティスト経歴

1961年フランス生まれ。パリ在住。彼は仏ストリートアートブームのパイオニアとして広く世界にその名を知られている。

1980年代当初、パリの街のあちこちの壁は彼の「グラフィトスタイル」で彩られた。間を置かずして彼の描いたキャンバスは世界中の数え切れないほどのギャラリー や展覧会に出現する。それ以降、彼は仏ストリートアート界の第一人者の座を降りることなく現在に至る。

特筆すべき彼の手法はグラフィティアート にステンシルや筆を使用したり、アーバンアートとストリートアートの融合を実現させたことである。図形とダイナミックなキャラクターを組み合わせたスタイルはキースヘリングを彷彿とさせる。他に影響を受けたものには ディズニー作品、アメリカのアニメ、マンガ 50年代のアメリカ文化、マヤ文明、テレビゲームなどがある。

彼の代表的な作品の一つに、アップル社のトレードマークである齧りかけのリンゴをうっとりと眺める白雪姫があるが、このようにスーパーヒーロー/ヒロインやトレードマークなどを比喩することによって我々の準体系的な集合的無意識をビジュアルとして表現すことに成功している。

彼は現代社会における私たちの常識を皮肉りつつ、社会の現実に詩的な要素を重ね合わせているのである。