【アーティスト経歴】

Seenの作品を真近で見れば、スプレーで描いたとは信じがたい程の緻密で正確、しかし驚くほど大胆な彼の手の動きを感じるだろう。

1961年ニューヨークのブロンクス生まれ。リチャード（リッチー）ミランド、Seen（シーン）として知られるれ彼はしばしばグラフィティ界のゴッドファーザーと称される。

973年にUnited Graffiti Artistsと呼ばれるグラフィティアーティスト集団の一員としてニューヨークの地下鉄に初めてグラフィティアートを描いた。80年代の初め、彼はキャンバスにスプレーとステンシルを使ってコミックキャラクターやヒーローを描き始めた。これらの作品は個展のみに限らず、展示会ではアンディー・ウォーホル、キース・へリング、ジャン・ミシェル・バスキア等の作品と並んで展示された。

彼の絵の才能は他分野の芸術でも花咲き、Tatto Seen (タトゥーシーン）というタトゥースタジオはオープンから時を待たずニューヨークで最も成功したタトゥースタジオの一つである。近年の作品には３Dフィギュア、再生材や廃材を使用したミクストメディア、ニューヨークの地下鉄マップリミテッドエディションシリーズなどが加わっている。